こんにちは。はやしです。
今年度学部4回生となった
私たち73期生は
第69回定期演奏会を持ちまして、
卒団いたします。
演奏会やコンクールなどの演奏面で
お世話になった先生・トレーナー方。
多くの演奏する機会を
与えてくださった地域の方々。
些細な事から大きな事まで
助けてくれた部員のみんな。
私たちの演奏を聴いて
温かい拍手や有難いお言葉を
かけてくださる方々。
様々な人たちに支えられて
部活動を続けることができました。
かけがえのない経験を得られたこと、
心より感謝いたします。
本当にありがとうございました。
葉の色が移ろい始める涼やかな日。
最初は行きにくさこそあったが、
私は意を決してその扉をくぐりました。
しかし抵抗を感じるのも束の間、
様々なハーモニーが
私の体中へと
染み渡っていきました。
「これが新しい人生なのか…。」
当時の私は感動を覚えるとともに、
これからどうなるだろうか、
という事に一種の恐怖さえ
覚えてしまいました。
感謝を学んだり
美しさを追求したり
共有できる仲間を作ったり
更に良くしたい、
もっと楽しみたい、
という気持ちを持ち続けることで
私の活動は充実していきました。
月日が経ち、
木枯らしに落ち葉舞う曇りの日。
いつもより暗く、活気がなく、
ただならぬ雰囲気が漂っています。
異変を感じた私は
近づいて真相を確かめようと、
扉の前の張り紙にたどり着きます。
そこで、現実を突きつけられます。
店舗設備工事に伴う休業のお知らせ
店舗設備工事のため
10月26日(土)より、休業させて
いただきます。
(略)
横浜家系ラーメン 津桜橋 魂心家
抱いていた違和感は気のせいではなく、
オールウェイズ最強を提供するラーメン屋、
魂心家の休業のお知らせでした。
魂心家ヘビーユーザーである
私にとっては
理解しきれない事件でした。
・最後の一滴まで飲み干し
食材への感謝を伝える(感謝)。
・豊富なトッピングと味を使って
見た目をも着飾る(美しさ)。
・ラーメン好きの友達と
週1で魂心家へ通う(共有)。
私のこれまでの活動が中止され、
人生の岐路に立たされてしまいます。
じっとしていられない私は
一石を投じます。
活用したのは
Googleマップのクチコミ制度。
魂心家 津桜橋店のレビュー欄にて
魅力を伝えれば、
営業再開してくれるのではないか
と考えます。
849字にまで及ぶ
魂心家のラーメンに対する
見解と存在意義を
クチコミに書き殴ります。
クチコミのいいね数が
他は2,3個にも関わらず、
私は29個も獲得しています(執筆時点)。
多くの支持者を得た私は
慢心していました。
戦友からは英雄だと崇められ、
営業再開はもうすぐだと
高を括っていました。
熱いラーメンが恋しくなる、
風冴ゆる季節。
営業再開の情報をいつまでたっても
耳にすることがありません。
いついかなる時も真相はすべて
扉の張り紙に書かれてあります。
そして、私は再び
扉の張り紙にたどり着きます。
閉店のお知らせ
大変急ではありますが、この度
店舗設備の問題により、やむを得ず
閉店することになりました。
横浜家系ラーメン 津桜橋 魂心家
人生の時計が針を止めた
彩られた世界が
急に白黒になる虚無感
長年歩んできた相棒が
突如消える孤独感
今までの魂心家が
存在した事に対する幻想感
魂心家で彩られた世界は
魂心家で掻き消される
もうあの味が
近場で味わえないなんて、
考えられません
魂心家が近くで嗜めた事が
奇跡だったのか?
魂心家に出逢えた事が
奇跡だったのか?
答えは教えてくれない
魂心家はもう無いのだから
しかし、無情にも季節は移ろいます。
近くにあった存在、というものは
消えてからその大切さに気づきます。
当たり前が覆されそうな時、
日常が日常でなくなりそうな時、
一番必要とされているのは何でしょうか?
人によって答えは違うと思います。
ただ、与えられている命題は
みな等しいのかもしれません。
「私たちはどう生きるか」
73期 Sax はやし
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